
アリラン主催で関東大震災100年特別講演『姜徳相先生の関東大震災研究について』を会場とオンラインのハイブリットで開催しました。講師に明治学院大学教授で文化センター・アリラン理事の鄭栄桓さんをお招きしました。会場とオンライン合わせて107名が参加しました。(2023/9/1)
講師の鄭栄桓さん

― 講演の感想
・現在公的にして歴史否定が行われている中、姜徳相さんの官憲や軍隊に着目した分析は、現在の歴史否定の行政意図を含み、非常に重要性があると思いました。官憲に重点を置くにしろ、民衆の差別意識に重点を置くにしろ、それが結果的に日本の軍事国家化を支えたことは重く受けとめるべきに思いました。
アリラン創設時の姜徳相先生

・論旨明確、大変わかりやすかった。否定論への反論なども。
司会を務められた朴英智理事長

・姜徳相先生の研究の発展について鄭栄桓さんがわかりやすく読み解いてくださって大変勉強になりました。流言を作り出した目的というのが朝鮮人をターゲットにしたものだと思っていましたが実はそんなに単純ではないということもわかりました。最後に紹介された「日本帝国にとって危険な朝鮮の民族主義者、社会主義者、日本の主義者、つまりイデオロギーも一緒に処分してしまえという決定をした、その文言が「鮮人問題に対する協定」の第3,第4,第5のところにあったという感じがします」という姜徳相先生の見立てがどれだけ実像に近いのか、もっと知りたいと思いました。同時に、800人に及ぶと言われる中国人の虐殺はどう説明されるのか、そこがもっと知りたく思いました。ありがとうございました。
