
館内とオンラインのハイブリット開催でアリラン・ブックトークVol.15『ヘイトをのりこえる教室:ともに生きるためのレッスン』を開催しました。ゲストには立教大学特任准教授で本書籍著者の金迅野さんをお招きしました。会場とオンライン合わせて55名が参加しました。(2025/2/16)
ゲストの金迅野さん(写真:右)と司会の鄭栄桓さん

― 講演の感想
・共感(シンパシー)という言葉の真の意味を知ったように思います。痛みのセンサーを持ちたいです。同時に無関心ということの怖さも。SNSによるヘイターたちにも自覚してほしいです。答えるより問いを大事に!
会場参加者とコミュニケーションを取りながら話す金迅野さん

・ウトロ平和祈念館でチラシをみて来ました。京都から来てよかったです!hostilityとhospitalityは元がつながっているということと、indifferent、多様性を否定というのが対極にある、「好きの反対は無関心」というのを、言葉でなく、概念として確認できたように思います。
「私だってかわいそうだ」というのは自分も思ったことがあるしきいたこともありますが、振り返ってみると、疎外感というか、他人事のとき、また伝えたときに「みんなしんどい」と片づけられたときはhostility、自分ごとになったらhospitalityなのかなと思いました。「私だってしんどい」と痛みを自覚しはじめた人(自分をdifferentと気づきはじめた人かな?)にどう関わっていけばいいか、考えていきたいです。
自身の経験などを踏まえ想いを伝える金迅野さん

・最期のまとめのところの金さんのお話が大変良かったです。
現在の社会情勢を照らし合わせながら語る金迅野さん

・(自分ではない)他者がどう感じたのか・他者の背景や歴史の想像力の欠如によって「決めつけ」のようなものを作ってしまうことがあるし、自分も気を付けないとそうなりかねないということを人と会う時にいつも考えています。 enpathyのことを説明されてるときに「他者の痛みを理解する」「世界には自分と違う痛みがある」と話されてていて、この考えは忘れずにいたいと思いました。また、プリーモ・レーヴィはアウシュビッツを生き残った文筆家の中では著書内容が少し変わっているというか、自分の内に問いかける作品が多く、一時期よく読んでいました。久しぶりにプリーモ・レーヴィの書いていた内容を思い出しました。ありがとうございます。
社会情勢と複雑な人間の感情や言動をわかりやすく解説する金迅野さん
