
書籍名:『私の日本地図』
著者:金泰生
出版年月:2025年10月
出版社:琥珀書房
紹介:「形を異にした生さえ共生となり、苦しみを異にした死さえ同死の意味を含む。それゆえ、書く行為が人間の生に寄りそえる営みであることが、私の勇気を促してくれる」(金泰生)
幼い日に済州島より大阪猪飼野に渡り、貧困と病、そして戦争と分断の時代を生きた著者による、珠玉の自伝的記録。
「歴史によって強制連行された」自らの人生とは何であったのか。
無告の民のかけがえのない〈命〉の明滅を「愛の眼」(金石範)によってとらえつづけた在日朝鮮人作家の名著を、気鋭の歴史学者による充実の解説・付録と新発見資料を付して半世紀ぶりに復刊する。

書籍名:『旅人伝説』
著者:金泰生
出版年月:2025年10月
出版社:琥珀書房
紹介:「この本は、済州島で生まれた朝鮮人の「ぼく」の人生遍歴であり、他者のことばである日本語への旅であり、朝鮮や日本の人々が織りなす海にまつわる物語である。」(本書解説より)
済州、猪飼野、京都、東京、静岡(結核療養所)、埼玉川口、長崎・・
植民地支配と戦争の時代、平安とは遠い日常の中で一つ一つの生を慈しんだ「在日」作家の生涯の旅路がここによみがえる。
付録として、初の単行本収録となる肺結核の療養生活を描いた小説「爬虫類のいる風景」を添えて、名もなき命が息づく伝説の世界を約40年ぶりに復刊する。

書籍名:『ふぇみ・ゼミ&カフェベーシック講座セレクションNo.1 フェミニズム視点からの在日朝鮮人史—植民地主義・家父長制・性差別』
著者:宋連玉
出版年月:2025年10月
出版社:一聡舎
紹介:身近にいる(だろう)在日朝鮮女性の姿は今日では十人十色どころか百人百色で決して一様ではない。
既婚者の場合、配偶者が日本人というケースが多数を占める現状にある。かつて在日朝鮮人は60万人といわれたが、ポジティブに捉えたら在日朝鮮人にかかわりを持つ人々が増えていることになる。しかし関係性をポジティブにするためには、直接、間接の経験、その記憶の破片をジグソーパズルのようにつなぎ合わせる作業が必要である。破片が磨滅したり、消えてしまう前に、当事者のみならず、関係者の記憶の歴史的意味を知る必要があろう。この歴史的意味を知るために、植民地主義という認識枠を用いたい。「民族」に関わることを強烈に記憶するのも、記憶を疎むのも植民地主義のなせるわざである。
在日朝鮮女性が個別に経験した家父長制や性差別と植民地主義との関係性、それらがどこまで普遍性をもち、分ちあえるものなのか?
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