
館内とオンラインのハイブリット開催でアリラン・ブックトークVol.14『在日コリアン翻訳者の群像』を開催しました。ゲストには翻訳家で本書籍著者の斎藤真理子さんをお招きしました。会場とオンライン合わせて160名が参加しました。(2024/12/21)
会場はこれまでで一番の人数が参加された

— 講演の感想
・翻訳者、文学者共、ほとんどが男性であることを再確認、同時代の女性の生活を想像したい。
1950年代の出版者(社)の観点から見ることも面白いと思った。理論社(アフリカ植民地解放闘争関係の本多数)、新日文、三一書房etc.
在日朝鮮人翻訳者たちの紹介はこれまで埋もれていた方々にもう一度スポットが当てられたようだった

・様々なところから毛細血管のように翻訳を通じて、人と人が、文かと文化が縦横無尽につながる、ということに朝鮮・韓国の歴史と文学に改めて感銘を受けました。金素雲氏の翻訳者としてのことばに、そういう方々のひとつひとつの役割と営みがあることを知ったうえで、韓国文学作品を読みたいです。
・松本清張が『北の詩人』を書いているのが驚きだった。
・作家の作品に目が行きがちだが、この高橋(斎藤?)先生の本、及びイベントをきっかけに、翻訳者、在日コリアンの文学への寄与、その活動を知ることができてよかった。1人で翻訳ができない、人と人とのつながりの中で、成るものだということがとても強く残りました。
・翻訳の難しさを改めて感じます。公式的な文書の韓日翻訳を時折しますが、日本語をそのまま韓国語訳できないことに突き当たります。韓国語/朝鮮語の日本語訳でも同様のことを感じます。韓国朝鮮や在日コリアンへの熱い思いを講演の随処に感じました。
・韓国文化に接することがあっても、踏み込まない時間が長かった様に思います。ようやく最近になって詩や翻訳された作品に触れる中で言葉への関心が高まりました。単語レベルでしか分かりませんが、話し言葉と字幕でこれはどういう表現でこう訳されているのかと思うことがあります。まだ自分が伝えるところまでは思い至りませんが、“他の言葉で伝えたい気持ち”と言う斎藤先生の言葉が印象に残りました。
・韓国の作家の小説をよく読んでいますが、翻訳者について気に留めることがなく、今回の著書で初めて関心をもちました。
